日時:2012年8月18日〜8月22日(実際の出発日は17日)
行先:秋田県、青森県の各所。自然巡り。
交通手段:行きは寝台列車、帰りは新幹線と特急。現地ではレンタカーとJR。
天気:快晴だらけ!!

夏休み、どこか遠くへ行こうと思いあれこれ考えて決定したのが、今回の旅行。
祭りの時期でもないのになぜここに決めたのかは、もはや覚えていない…(笑)。
被災地復興支援…とはちょっと違ったような気もする。
行先を決めてすぐ、現地までの交通手段をめっちゃ調べた。
一旦東京まで行き、そこからさらに新幹線で行く方法が一般的なようだが…一日が丸々移動になってしまい、それで二日間が確実に潰れるのが確定ってことで、どうにか自由時間をたくさん確保するために色々考えたなあ。
深夜バスで東京に行くとかあーでもないこーでもないと調べていたら、どういう経過で知ったのが忘れたけれど、お盆時期にちょっとかぶっていたために、臨時で寝台列車が動いていることを知り得た。
これだ!と電気が走った。
それだけに予約の電話の時期とか、実際に電話するときとか、めっちゃ緊張した。どっきどき。空いてなかったらどうしよう。こればっかり考えてたなあ。
寝てる間に(しかもちゃんと横になって)移動できる。これ重要。

四泊五日ってことで、荷物はいつもよりたくさん。
洋服を減らすという選択肢は私の中になかったため、衣類圧縮袋を買って持って行った。便利アイテム!
リュック一つ、旅行カバン一つ、小さめボストン一つの三つ(うわぁ)。キャリーバッグは好きじゃないので、使わないのだ。

仕事を終えて、その日の夜に出発したわけです。
レッツ夏休み!



福井駅構内。夜の11時過ぎ。暗くて静か…。


そして到着! 寝台列車「日本海」! 渋い色だなあ。


B寝台。寝床は下段。過去に一度乗った寝台とは違ってた!
こりゃあいいや〜。…臨時でしか運行しなくなったのが惜しい…。


寝床。カーテンの閉まり具合が完璧で素晴らしい。
JRのロゴ入り浴衣もあった。が、服のまま就寝…。
夜中走っている間は、寝たり起きたりを繰り返していたなあ。
停車して、発車する時の列車の動きで目が覚めて、んでまた寝る…を数回。
進行方向に対して寝台は横になってるから、動き出すと体がコロコロと転がるっていう(そんなスペースないけど笑)。
でも寝不足にはならなかったと思う。
やっぱ横になって寝られるってのはいい! もう深夜バスとか体力的にも乗られないわ。

何時頃に起きたのかなあ。
目が覚めて、外が明るかったからゆっくりゆっくり準備したんだっけ。
お化粧して、到着までの時間は外の風景を見ながらぼーっとしてた。
いい時間だ〜。

車内のエアコンはちょうど良かった。真夏だから寒いの覚悟してたが。
持ってってよかったのが、ちっちゃいLEDライト。カーテンを閉めるとかなり暗かったし、かなり役に立ったな〜。


9時20分頃に秋田駅到着! 爽やかな朝の空気!


改札を出ると、駅の中にこんなものが!
ご当地マンホール! 竿燈。

祭りの時期ではないけど、竿燈祭りを紹介している施設に行くのが目的の一つだった。
のだけど…、時間がなくて泣く泣く諦めた。

残念すぎる…(涙)。


ホテルに荷物を預け、早速行動開始!
身軽になって、レンタカー屋へ向かう。
ホテルは駅の西口、レンタカーは東口なので、ちょっと歩いた。
駅綺麗だし広い! 外は大変にのどかだった(東口)。

まず向かったのは、角館!
事前の調べでは1時間40分かかるとのことだったけれど、1時間ちょいで着いた!これは嬉しい。
広い駐車場に車を停めて、いざ観光開始である。

それにしても暑かったなあ。

観光…の前に、ちょいと一息。
コーヒーフロートをカフェでいただいた。

このお店は、水はセルフサービス、メニューは壁にある…という、ちょいと戸惑いを覚えるところだった。
一人で来ると、私の存在に気付いているのかわからんし、死角になってるような座席に座ると呼びづらいし、なんとも…て感じだったなあ。
好きじゃないわ…。

そんな不安を感じながら、本を広げてどこに行こうか計画を立てる。
角館では武家屋敷を見学することができるし、伝統工芸もある。
近くには大きな川も流れてて、堤防沿いには桜の木がずらーーーっとある。春は壮観だろうなあ。

観光客はそこそこいて、とってものどかで良いところだった〜。


今度こそ観光開始! 青空と木々がええ感じ。自然最高。


まずは「石黒家」へやってきた!
財政面を担当していた人物の家。の庭。素晴らしい。
立派な木がいっぱいだった。

ここは入るとまず、スタッフさんがついてくれて、あれこれ説明をしてくれる。
私は一人なのでマンツーマンだった。
変な顔せず仕事をしてくれたおばちゃんありがとう!
やっぱ生の声の説明ってのはいいもんだなあ、情報がすっと入ってくる。
文字で学ぶのもいいけれども。

石黒家はこのように開放しているけれど、住人がいるとのこと。
居住部分は開放してない(当たり前だが)。


上の写真を撮った場所。畳の敷き方がこうなのは、
身分の区切りを分かりやすくするためらしい。なるほど…。


欄間。向こうからの光で、壁に影が浮かんでいる。
かつては火の光だったから、ゆらゆらと影が揺れていたそうな。


今でも利用できない出入り口。開かずの玄関。
当時は当主か、それ以上の人物しか通れなかった。


天井の高さが違っている。茅葺き屋根に空気を逃がすため
だそうな。右の部屋には現役の囲炉裏があった。


石黒家の庭にある、樹齢何年ですか?!な大木。
葉の間から見える青空の青さよ。たまらんね。


昔からこの道幅は変わっていないとのこと。ロマンだなあ。
確か、290年て聞いたはず…。
ここで早くも、「…足が痛いかも」と感じ出す。
後に兵庫県にお出かけした際に苦しめられた、ペタンコサンダルをこの旅行で履いていたのだ…。
でも当時はそんな経験もしてないもんだから、軽く考えて次のお屋敷を訪れたのであった。

ここは「青柳家」。
敷地がとっても広い! その中に建物がいくつもあった。
当時の姿を残しているものはどれだったんだろう。
ほとんどが後から建てたものなんだろうなあ、という印象だったなあ。

ここを歩きまわっているときに、足の裏の痛みがやばくなったんだった。
ほんと広かったし、見るところが色々あって面白かった。


植物が生い茂る青柳家敷地。


とある一角。木漏れ日、緑。こういう場所を見つけるの好き。
広い敷地内にいくつもの建物があって、普通に見てたけれど小規模のせせらぎまであった。
建物は大体見てまわった…はず。

「企画展示館」では明治時代あたり(曖昧…)の写真が色々展示されてて、意外と感慨深かった。新撰組の写真もあったはず。
「武家道具館」は、その名のとおり当時使われていた武家道具がずらりと並んでいた。でっかい絵皿がほんとにでっかくて、ここにご馳走が…とか、どんだけたくさんの客人が…とか想像したなあ。古ーーーい新聞(明治大正時代の)も残ってて、それも展示されてた。相撲の記事があったはず。
「秋田郷土館」は一番大きな建物で、農業用道具・生活道具の展示、伝統工芸の紹介がされてた。面白かったわ〜。巨大なドテラの形した掛布団が忘れられん。欲しい…(笑)。

などなど、あとは食事ができる建物あったっけ。
建物の外の庭も、木々やせせらぎ等を見て楽しめた。
小さいけれど鳥居と祠まであって、なんちゅう家や!と思ったなあ。


角館の伝統工芸品。桜皮細工。茶箱?(鯉が素晴らしい)と机。
めちゃくちゃ高価! 目玉が飛び出んばかりだった(笑)。
手ごろな値段の小物も売ってたなあ、何か買えばよかった…。


実演のおっちゃんに色々話を聞きながら、作業をしばし見学。
伝統工芸のほとんどがそうだと思うけど、地道な手間をかけるんだなあ。
そりゃあ値段も張るわと、俗っぽいことを思う私であった。


観光中に見かけた広〜い空き地。かつて学校があった所らしい。
こんな長閑な雰囲気だし、空き地になってからは結構経っているのかしらん。

右の写真も、歩いてる時に付近を撮ったもの。
背の高ーーーい木々。あちこちで見かけた。
結構な迫力。古い町並みは色々なところで見られるけれど、
このような木々はなかなか無いような気がする。


稲庭うどん(冷)を食べた! ちゅるん、と。
中央のツナみたいな物体は油揚げ。
見た目に反し(?)、なかなかの量でお腹いっっぱいになった〜。


食べてた座席から。戸が開いてて大変開放的。
来た時はいっぱい人がいたんだけど、最終的にはこんな感じに。
この建物はかつて寺子屋で、角館で一番古いと言われているとか。


武家屋敷「岩橋家」にて、真夏の紫陽花。


ご当地マンホール。一面の桜。いいな〜。


秋田といえば。ババヘラアイス!!
おババがヘラで作るアイス、てことでその名がついているとか。
観光を終えて駐車場に戻る時に購入〜。


バラのような形。食べるのがもったいないわあ。
懐かしい味がして、美味しかった(*´д`*)
食感はシャーベットに近かった、はず。
車の中で食べようと思ったけど、やめた。
駐車場が堤防の近くだったんで、そっちへ歩きながら食べることにした。
暑かったけど、景色が良ければそんなこと二の次である。

堤防を上がってみると、すんごい良い景色が広がっていた!
川まで距離が結構あり、見渡す限り緑緑緑。

ここ、春は絶景だろうなあ。
福井にも同じ桜並木あるけれど(堤防の遊歩道の両側に桜)、こちらも春の様子を見てみたーい!


堤防から川の方へおりた。なんという自分好みの景色。
川には釣りをしてる人が数人いた。


おりてきた階段。アイス食べ食べ付近を歩いてみた。
が、すんごく暑かったのであたりをウロウロしてただけだけど(笑)。


調べてみたところ、私が外を歩いてた時間帯の気温は32度ぐらいだったようだ。
…東北といってもやっぱ夏は暑いわ…と身に染みて実感。汗拭きタオル必須。
角館、良き所だったなあ。観光客も多すぎず少なすぎずでいい感じで。
やや後ろ髪をひかれつつ、15時半頃に次の目的地へ向かった。










inserted by FC2 system